保健室だより Healthcare

2024.07.30
  • 高等学校

高校1年生対象がん教育

6月27日(木)本校講堂で高等学校1年生を対象にがん教育を行いました。

講師 ピンクリボンアドバイザーの稲葉玲子先生から「がんについて、一緒に考えよう~がん経験者とともに~」テーマでご講演をいただきました。

稲葉先生からは乳がんのセルフチェック、しこりの見つけ方について実践し、また、先生ご自身のがんの治療や生活への影響、仕事復帰に至るまで、詳しく教えてくださいました。治療に前向きになられたことは明るい先生のお人柄に加え、ご家族や職場の方々の周り人からの支えがあったからだと伺えました。病気を克服されたことで、お仕事でも今まで患者さんを励ましてきた立場から、患者さんの気持ちを知るチャンスとなられ貴重なご経験をされたことに感銘を受けました。

授業後のアンケートでは

「闘病生活中は免疫力が低下しているため、サラダや刺身、フルーツなど生の食事等は治療中の時に食べてはいけない食べ物があることが知れた。」

「乳がんのセルフチェック、しこりの見つけ方を教わり、男性でも乳がんにかかるのは初めて知りました」

「私ががんになって、抗がん剤で髪が抜けてしまったら恥ずかしく思って、外出するのが怖くなってしまっていたと思うけど、今日の授業を通してウィッグの話など聞いて、前向きな気持ちになれそう」

「身の回りの人ががんにかかってしまったら、まず、その人の心の支えになることが一番大事だと思った」

「もし誰かががんになったら一緒にお笑いを見に行こうと思う」

アンケート結果、約90%以上の生徒が授業を受けてよかった、わかりやすいと回答していました。